女性活躍推進、取り組みの差で生じる企業間格差を理解しましょう
2015年に「女性活躍推進法」が施行され、およそ10年近く経ちました。
この間に女性活躍に前向きに取り組む企業とそうでない企業の「企業間格差」が広がりつつあるように思えます。
格差のポイントを3つ挙げてみましょう。
格差その1. 商品やサービスの質の向上と社会的評価
多様性を取り入れた組織の力は、近年の多くの成功事例で証明されています。
商品価値の見直しやマーケティング戦略での成功事例が分かりやすいでしょう。
例えば、女性の視点で製品価値を見なおし、新しいコンセプトでプロモーションを起こし成功した事例。
また、SNSなどを利用したマーケティング手法を取り入れ、新しいユーザーを獲得した事例。
商品開発やマーケティングに女性の視点を取り入れた結果、大きく利益を伸ばした会社は多数存在します。
また、今の消費者は商品の背後にある価値観に敏感です。
ある調査によれば、多様性を尊重し、女性やマイノリティの意見を尊重する企業の商品やサービスを選ぶ消費者が増加しています。
ダイバーシティ向上への取り組みが、企業の社会的な評価につながる流れは今後も継続することでしょう。
格差その2. 人材育成のスピードとリーダーシップの多様性
男性が主導的な役割を果たす伝統的なリーダーシップに対して、女性のリーダーシップは異なる価値を持つことがよく指摘されています。
例えば、家庭との両立や育児という多様な役割を経験している女性リーダーであれば、異なる背景を持つ社員の視点を理解し、チームをまとめ上げる能力が期待できます。
従来の男性中心のリーダーシップから、女性の持つリーダーシップを活かすことで、新しいタイプの人材育成やマネジメントが期待されるはずです。
格差その3. 優秀な人材を引き入れる採用力
現在の就職・転職市場においては、多様性と包摂性を強調する企業が高く評価される傾向にあります。
特に新世代の優秀な人材は、自らのキャリアを築く場として、男女平等やダイバーシティを推進している企業を重視しています。
そのため、採用市場においては男女関わらず、女性活躍を積極的に推進する企業が競合他社に対して優位性があると言えます。
【女性活躍推進プロジェクト】で他社より一歩リードする
社会の動きを鑑みると、今後ますます人材の流動が激しくなることは間違いなさそうです。
既存社員からも採用市場からも選ばれる会社の基盤をつくるためには、女性活躍推進にいち早く取り組むことでも差をつけることができると言えます。
他社より一歩リードする施策として、私たちが提供する「女性活躍推進プロジェクト」について知っていただきたいと思います。
「女性リーダー育成プログラム」と「女性フォーラムの開催」は、個別に導入を検討いただくことができます。
【女性リーダー育成プログラム】で継続支援
女性活躍推進の企画として一過性の研修を行っても、なかなか効果が感じられないということはないでしょうか?
「やはり、継続的な取り組みが必要ではないか?」
もし、そのような状況にあるなら、「女性リーダー育成プログラム」をご検討ください。
およそ半年から1年間にわたり、女性リーダー育成を目的にした各種研修とフォロー面談を組み合わせた継続的なサポートです。
【女性フォーラム開催】で社内エンゲージメントを高める
「女性管理職を増やしたいが、女性社員が昇進に消極的だ・・」
多くの企業で、このような悩みが顕在化しています。
女性社員に、何の前触れもなく「管理職を目指しましょう」という「昇進オファー」を投げかけても、期待通りの反応を得ることは難しいと思われます。
まずは、職場の仲間との交流でエンパシーを発揮できる環境をつくり、成長機会を提供することで会社に対してエンゲージメントが高まる施策を準備してみませんか。
そのような効果が期待できる施策のひとつに、企業イベントとして活用していただける「女性フォーラム」を用意しています。
【女性活躍推進プロジェクト】の活用例
継続支援の「女性リーダー育成プログラム」と、女性社員が集う「女性フォーラム」を組み合わせることで、短期間で女性活躍推進を図ることができます。
こちらは、1年間を期間とした「女性活躍推進プロジェクト」のタイムスケジュール例です。
『女性の活躍、企業の成長』レポート(無料進呈)
「女性活躍推進に向けて、もっと詳しく知りたい」という声にお応えし、企業様向けのレポートを用意しています。
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『女性の活躍、企業の成長』
【目次】
1.女性活躍推進の取り組みで広がる格差
2.女性活躍を阻む4つの要因
3.女性リーダー内部育成への取り組み
4.女性フォーラムの導入
5.女性活躍推進のロードマップ
6.女性の活躍と企業の未来